2022年9月に南大阪の和泉中央駅前でTOEIC講座を開講します。担当講師は私、テッド寺倉です。

コロナ禍の近年、語学業界も急速にデジタル化しました。私自身も今はオンライン講座やアプリのコンテンツ作りの仕事がメインになっています。しかし、「やはり対面授業じゃないとできないことがある」と思い立ち、小規模で対面型の講座をやることを決めました。

「どうせやるなら、オンラインの真逆の超ローカルで」ということで、場所は私の最寄駅の駅前にしました(市営の貸し会議室なので料金も格安です)。

もちろんコロナ感染拡大の状況によっては、一部はオンラインでの実施になってしまうかもしれません。しかし、この講座は可能な限りクラスルームでの対面授業にこだわりたいと思っています。

「TOEIC対策なんてオンラインかアプリでいいのでは?」という意見もあると思います。しかし、私は自分の講師としての経験から、そうは思いません。

例えば、私は受講生が解答をマークしたり、問題冊子のページをめくる様子を見て、その人のTOEICへの取り組み方や経験値が分かります。また、授業中に何をどこまで説明するかは、受講生の反応や空気を感じながら、その場で微調整しています(残念ながらオンラインではその空気感がうまくつかめません)。

こういった感覚的な情報は、時に受講生それぞれが抱える課題の発見につながります。例えば、ある人が速く問題を解こうとしすぎていると分かった場合、解答の手順を少し変えてみるだけでミスを減らせる可能性があります。実際、このような小さな気付きからスコアアップの糸口が見つかることは結構多いのです。

受講生にとっても、教室という同じ空間を共有したり、クラスメイトと共に学ぶことには意味があります。「先生が赤で板書した単語」や「みんなで大笑いした問題」といったエピソードや感情を伴う記憶は、脳に刻まれやすいものです。また、人間の脳は、画面の中の人が話しているのを聞くよりも、生身の人間が目の前で話しているのを聞くときの方が、より活発に反応すると言われています。

対面型のもうひとつのメリットは、インタラクティブな講座にできることです。知識を効果的にインプットしてもらうためには、受講生からのアウトプットを引き出すことが不可欠です。今回の講座も参加型のクラスにするために、1クラスは最大12名と少人数制にしました。もちろん、ソーシャルディスタンシングも考慮しています。定員を会議室の座席数の半分に設定したので、スペース的にはかなり余裕があります。

最後に、「この講座で本当にTOEICスコアは上がるのか?」という疑問にお答えするために、私の指導実績を記します。コロナ禍以前、私は企業の社員研修で少人数制レッスンをのべ200人に提供してきました。そして、受講者のTOEICスコアは、受講開始6ヶ月、レッスン受講時間20時間で平均100点アップしました。この効果実証済みの指導法を、今回の講座にも応用します。なので、しっかりついて来てもらえれば、スコアと英語力は上がるはずです。

「世界を相手に仕事をしたい」、「国際的な舞台に立ちたい」。そんな希望を持ったビジネスパーソンや学生の皆さんに出会い、ささやかながらサポートさせてもらえることを楽しみにしています。

Think globally. Act locally.
地球規模で考え、地域で行動しよう。

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