講師紹介

講師紹介

TOEIC受験回数100回以上
TOEIC990点取得50回以上
著作:
『TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問』
『TOEIC L&Rテスト 鬼の変速リスニング』シリーズ
『TOEIC L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター』
『TOEICテスト BEYOND 990 超上級リーディング 7つのコアスキル 』
英語指導歴14年
元日系メーカーオランダ駐在員

私が英語講師をしていると言うと、大学時代の知人は驚きます。学生時代の私には「英語や勉強が好き」というイメージがまったくなかったからです。そんな私が英語に興味を持つきっかけになったのは語学留学でした。渡航先のイギリスでは、外国語習得の魅力と国際交流の楽しさを発見し、充実した日々を過ごしました。あらゆることに受身だった自分が、主体的に行動できるようになった大きなターニングポイントでもありました。

帰国後に就職した日系メーカーでは、海外営業部門に配属になり、2年でオランダ駐在員になりました。転職した米国企業でも日々英語を使い、その後に一念発起して語学の道に入りました。自分の経験とスキルを活かして日本のビジネスパーソンの英語力不足が解消できれば、世の中に貢献できると考えたからです。

大手語学学校で3年間勤務した後、ビジネスパーソンの指導に特化すべく企業研修会社の講師に転職。同時期に出版社のアルク主催の「TOEICスコアアップ指導者養成講座」に参加したことをきっかけに、TOEIC参考書の執筆も手がけるようになりました。

私の専門分野はビジネス英語とTOEIC、そして異文化コミュニケーションです。英語講師にはビジネス実務と英語指導の両方の経験を持つ人材は少なく、マーケティングなどのビジネストピックについて最新情報を収集している人はさらに希少です。現在の仕事は、自分のユニークな経験とスキルを最大限に活かすことができていると思います。

これまでに様々な英語学習者の方と共に学んできましたが、私が指導する際に大切にしていることは以下です:

Communication first 伝えることを優先する

英語にはBottom Line Up Front(最も大事なことを優先する)という言葉があります。これは英語学習にも有効な考え方です。英語を習得するために必要なことはたくさんあり、それらをいつ・どのように・どれくらいやるべきかと考え始めると、混乱してしまいます。一方、「しっかりと伝えること」をゴールにし、その一点がブレなければ、自然に重要なことから順番に習得できます。たとえテスト対策であっても、英語が言語である限り、コミュニケーションが最優先であることに変わりはないのです。

We develop; we change 常に進化し続ける

正解が導けないときに、多くの人は「分からない」と言いますが、語学ではほとんどの場合が「まだ知らなかった」だけなのです。そして、「知らなかった」は大したことではありません。知識は、必要になったときに吸収すればいいのです。大事なことは、新しい知識に興味を持ち、自分の世界の広がりにワクワクすること。現時点での英語力が低いことには何の問題もありませんし、恥じることでもありません。好奇心と向上心があれば、私たちは常に発展し、変化し続けることができるのです。

Have serious fun まじめに遊ぶ

新しい知識を効果的に吸収するためには、脳が「楽しい」と感じ、ある種の興奮状態でなければなりません。英語学習に近道はありませんが、唯一「楽」な方法があるとすれば、それは「楽しむ」ことです。英語に苦手意識があればあるほど、学習プロセスを楽しめるための工夫が必要です。私の講座やセミナーでは、状況に応じていろいろなタスクやグループワークを取り入れます。夢中でタスクに取り組んでいたら、知らないうちに負荷の高いことをやり遂げていた。このような学習が最も効果的な学びの形なのです。

AIは発達し、様々なツールはますます便利になっていきますが、相手の心を動かす必要があるビジネスパーソンにとって、英語の必要性は高まるばかりです。日本のビジネスパーソンが言語の壁を超え、世界で自由に活躍することをサポートする。それが私のライフワークです。

テッド寺倉